友達のつくりかた
フリーランスの生活をはじめて、パンデミックが起こって、友達付き合いが激減した。というかほとんど皆無に近くなった。外出しての作業はただでさえ少ない精神のリソースを大幅に消費するので、ここ数ヶ月は家に引きこもりきりで仕事をし...
フリーランスの生活をはじめて、パンデミックが起こって、友達付き合いが激減した。というかほとんど皆無に近くなった。外出しての作業はただでさえ少ない精神のリソースを大幅に消費するので、ここ数ヶ月は家に引きこもりきりで仕事をし...
もう何年も実家に帰っていない。母や犬には会いたいが、父に合うのは今の僕にとっては危険すぎる。トラウマの課題が自覚できるレベルで顕在化してきてからは、毎年夏と冬に律儀に行っていた帰省も途絶えた。 生家に行き、そこにいる「家...
つい先日、娘が1歳の誕生日を迎えた。妻と「手紙を書こう」という話になり、彼女が買ってきてくれた便箋を前にして僕はあることを思いついた。字が読めるくらいになった娘への手紙に加えて、いつか大きくなった娘へ宛てた手紙を書こう。...
大晦日、朝方から強い不安発作に襲われている。これがクリスマスに続いての記念日反応というやつなのか。ともかく、残り少ない気力をもって今年の記録を残したい。
昔よりずいぶんと言葉の幅が狭くなったな、と思う。
自分の診断名が腑に落ちない。いつしかそんな気持ちを抱くようになった。
傷はいつか癒えるが、痛かったことまでは忘れられないし、忘れたくないと思う。そんなことをずっと何年も考えている。
ずっと心に焼き付いている心象風景がある。浪人時代、ある事情から上京し、通っていた予備校の借り上げていた物件に住んでいた頃の記憶。 東京のはずれにあったそこ。目の前の道路は道幅の割に交通量が多く、夢の島に向かうトラックの轟...
頭痛がする。それが気圧によるものか、ストレスによるものか、はたまた眼精疲労によるものかは判然としないが、不快な違和感として意識の片隅に痛みが居座る。 家には復調した妻と、娘が帰ってきた。独りの家から、ふたたび家族の家にな...
深夜に目が覚める。家中の電気は点けっぱなしで、どうやらソファで寝落ちてしまったらしい。やけ食いしたスナック菓子のせいで吐き気がするし、水分不足のせいか頭痛も酷い。 妻は体調不良で、娘と一緒に近所の実家に泊まっている。熱が...